「い抜き言葉」と「ら抜き言葉」

「れる」と「られる」について】で、いわゆる「ら抜き言葉」について書いています。
他にも、いわゆる「言葉の乱れ」としてやり玉に挙げられるものに、「い抜き言葉」というのもありますね。

書いている → 書いてる
見ている → 見てる

これって、口語の場合、特に親しい人と話す時には、もはや「い抜き」をした方が自然ですよね。
例えば、親しい人に、「今、何をしているの?」と聞くのは、ちょっと堅苦しい感じがします。
「い」を抜いて、さらに助詞の「を」も抜いちゃって、「今、何してるの?」ですよね。

でも、目上の人に対しては、自然と「い」を付けて話していることに気付きます。
もっとも、本気で目上の人と話す時には、謙譲語を使うべきなので、「~しています」ではなく「~しております」ですけどね。

「ら抜き言葉」については、【「れる」と「られる」について】で、ひとつの助動詞に課せられた「受け身」と「可能」の用法を分離するため、という実用的な価値が感じられることを書きましたが、「い抜き言葉」は、単純に、言葉を短くするための進化なんでしょうね。
猿はなぜ人になれないのか】で書いた通り、例えば人間に尻尾がなくなるような、いわゆる「退化」と呼ばれる進化ですね。

一般に「い抜き言葉」というと、「~している」→「~してる」だけを指すのだと思いますが、助詞の「て」に続く補助動詞は、一部省略されたり、「て」と融合したりして、簡略化される宿命にあるようですね。

例えば、
~していく → ~してく
これは、先の例と同様、「い」が省略されるので、「い抜き言葉」と呼ばれても良さそうです。

他にも、
~しておく → ~しとく
~してしまう → ~しちゃう
~という → ~つう、~ちゅう
など、色々ありますね。

私は、これらの言葉は、会話のリズムが快適になるよう進化してきた言葉なのだろうと思っています。
私は、相手によって抜いたり抜かなかったり使い分けています。言葉は、TPOに応じて使い分けることが大事だと思います。

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